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人文研・研究例会=『インディオの世界観をかいま見て』=シャバンテ族も招き

ニッケイ新聞 2009年7月28日付け

 サンパウロ人文科学研究所(田中洋典所長)は、第五回研究例会『インディオの世界観をかいま見て』を三十一日午後七時から、文協ビル小会議室で行なう。入場無料。
 講演を行なうのは、同会理事で日本語情報誌「BUMBA」編集長細川多美子氏。ゲストには、マット・グロッソ州シャヴェンテ族出身のシリジヴェ・シャヴァンテ氏を迎える。
 同氏は、サンパウロに活動拠点を置くIDETI(NGO団体インディオ伝統文化維持普及協会)の元代表。
 インディオの健康管理普及活動などに携わり、文化や習慣などを伝えるイベントも数多く手掛けている。
 細川氏は、「インディオの存在を知っていても『何者か』を説明できる人は少ないのでは」と話す。
 文明社会との世界観の違いをシャバンテ族のほか、ナンビクアラ族の例を挙げ、写真や自身の取材のエピソードも絡めながら解説する。
 「人類の〃生きざま〃を一緒に考える機会になれば」と多くの参加を呼びかけている。
 詳しくは人文研(11・3277・8616)まで。

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