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東西南北

ニッケイ新聞 2009年8月5日付け

 二日夜、リオから米国ヒューストンに向かったコンチネンタル航空一二八便が、三日未明に乱気流に巻き込まれ、マイアミに緊急着陸した。乗客一六八人、乗員一一人をのせた機は約一〇秒間激しく揺れ、乗客の中には落ちるかと思ったと述懐する人もいるほど。乗客、乗員にけが人も出ており、二八人が空港で救急処置を受け、一四人が病院に運ばれた。内、四人は重傷だという。乗客の安否確認は0800・891・5257へ。
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 サンパウロ市のシリオ・リバネース病院で七月二十四日に一五回目の手術を受けたアレンカール副大統領が、四日に退院。同日中に米国ヒューストンに行き、現地病院で受診後、開発中の新薬を受取り五日に帰国する。「ガン治療前進のため、戦い続ける」と言う副大統領は、新薬の効果を確かめるための被験者の一人。
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 七月二十九日に大統領の裁可を受け合法化されたモトタクシーだが、大サンパウロ市圏内の人口二〇万人以上の市では、承認の道は険しそう。連邦法で合法化されても、自治体が承認しなければ非合法営業となるため、各市の審議の行方が気になる運転者達。サンパウロ市とリオ市だけでも最低一〇〇万人といわれるモトタク運転者を認めれば、そのツケは入院患者や死者の増加となり自治体にはねかえると恐れる声もごもっとも。
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 サンパウロ州その他で何年も詐欺を繰返している集団がある。八〇年代に消滅したMontepio Mongeralという会社と登記所の名前入りの手紙を送り、賠償金が受取れる事になったから、払い出しのための料金を銀行に振り込めというもの。〇七年の被害記録などもあるが、三カ月前にウベラバで一味二人逮捕後も、被害届が続けて出されているという。

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