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キナリー出身者の集い=今年で渡伯50周年=9月

ニッケイ新聞 2009年8月11日付け

 キナリー移住地出身者の集いが九月二十六、二十七両日、サンパウロ州グアルジャー市で開かれる。ブラジル最西端、アクレ州で唯一日本移民が入植した同地。今年、渡伯五十周年を迎える。
 州都リオ・ブランコから十九キロにあったキナリー移住地は五九年六月に七家族、同年八月に六家族が入植。ゴムやピメンタ栽培が目的だったが、虫の害などで上手くいかず、多くが他州へ転出した。現在は二家族が牧畜などに従事している。
 出身者の集いは二〇〇七年に初めて開催され、今年で三回目。同地出身者で集いの世話人を務める坂野政信さん、大水久雄さんによれば、これまでの出席者から「一日でなく、もっとゆっくりと話したい」と要望があり、半世紀の節目に一泊二日で開催することを決めたという。
 当初は五十年前に入植したキナリーを訪問することも検討されたが、日程的な問題もあって見送り。内陸からの参加者もいることから、海辺での実施となった。キナリーやマナウス、ポルト・ベーリョ、ゴイアスなどで暮らす人も参加する予定だ。
 会場は、グアルジャー市エンセアーダ海岸の「Casa de Veraneio Saito」(Rua Jaborandi,88)。二十六日午前九時から二十七日午後まで行う。参加費用は滞在中の食事込みで一人六十レアル。大水さん、坂野さんは「気楽に、わきあいあいと、楽しい時間を過ごしてほしい」と話し、縁の人たちの参加を呼びかけた。
 問い合わせは電話=11・4124・8572(坂野)、13・3231・2330(大水)または11・4799・6650(篠木)まで。

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