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アクリマソン公園に灯篭を=日系社会から記念に贈呈=コロニアに浄財呼びかけ

ニッケイ新聞 2009年8月15日付け

 サンパウロ市民の憩いの場、サンパウロ市アクリマソン公園に灯篭を設置する計画が進んでいる。周辺には日系人も多く住み、毎朝ラジオ体操が行われるなど、コロニアにも馴染みの深い同公園。同計画は、将来に向けて、日系人がこよなく愛した同公園に記念の品を残そうとの思いから始まったものだ。贈呈式は来年一月、市長や総領事など日伯の代表を迎えて行われる予定。現在広くコロニアへ寄付を呼びかけている。
 同計画は同公園を毎日散歩をしている安倍丈夫さん(DUAL TRADING社社長)が、日頃の感謝の気持ちを込め、公園の記念になるものをという思いから始まった。今後は「アクリマソン愛好会」を発足させ、灯篭を末永く見守り、保存していく考えだ。
 ブラジル日本文化福祉協会の木多喜八郎会長、ブラジル東京都友会の坂和三郎会長、サンパウロ新聞社水本エドワルド会長、ニッケイ新聞社の高木ラウル社長など、日系団体関係者も協力者として名を連ねており、羽藤ジョージサンパウロ市議、神谷牛太郎市議の賛同を得ているという。
 灯篭は日本古来の仏塔的なもので、高さは二メートル二十センチ。公園内のQuiosque(東屋)の横に設置される計画だ。
 寄せられた浄財は必要経費を除き、全額日伯援護協会に寄付される。贈呈式は二〇一〇年一月二十五日午後一時から、同公園内のQuiosqueでジルベルト・カサビサンパウロ市長、在聖領事館大部一秋総領事の出席のもと行われる予定。
 発起人の安倍さんは「新しい酸素や鳥の鳴き声が気持ちいいです。コロニアの記念になれば」と協力を呼びかけている。
 問い合わせは安部さん(電話=11・5571・7623)まで。

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