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吟剣詩舞連合30周年=7日に第37回全伯大会=サンパウロ市

ニッケイ新聞 2009年9月3日付け

 ブラジル吟剣詩舞連合会(住田定男会長)は七日午前十時から、創立三十周年を記念した第三十七回全伯吟剣詩舞大会をサンパウロ市の北海道協会(ジョアキン・タボラ街605)で開催する。
 昨年六月、百周年の折には日本の本部、財団法人「吟剣詩舞振興会」の三百八十万人の会員を代表して、財団専務理事の菅原雪山団長ら慶祝団四十数人が来伯し、交流を深めた。「おかげで絆が深まり、今年初めて日本の会長の挨拶文を頂いた」と住田会長は喜ぶ。
 同連合会には十団体が加盟、約百二十人が日々研鑚している。当日はその成果を六十種目に渡って披露する。年に二回開催した年があるため、創立三十周年だが第三十七回大会になっている。
 八年ほど前から従来の詩吟だけでなく、日本から歌謡吟という歌謡曲を間にはさむ新スタイルが入っており、人気を博しているという。
 同連合会の清水明美芸能委員も「非日系人の剣舞への関心が高い。武士道を学びに、剣道から流れてくる人もいます」と普及具合を説明する。
 森下和代さん(=祥こう<水へんに工>流ブラジル吟舞会本部理事長)は「発表会を通して、日本の精神を子々孫々にまで伝えたい」と強調する。
 住田会長は「ぜひたくさんの方に見にきていただきたい」と呼びかけた。当日は入場無料、昼食付き。

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