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福岡県=海老井副知事ら、慶祝団5人=アマゾン式典に出席

ニッケイ新聞 2009年9月16日付け

 アマゾン日本人移民八十周年記念式典に出席するため、福岡県から海老井悦子県副知事、井本邦彦福岡県議会副議長、福島明彦国際交流センター事務局長らの慶祝団五人が十四日、来伯した。
 一行は同日午後三時から、ブラジル福岡県人会の松尾治名誉会長と共に文協のブラジル日本移民資料館を訪れた。
 栗原猛・同史料館運営委員長による移民の戦前、戦後の生活や勝ち負け抗争などの説明に、熱心に聞き入っていた海老井副知事は、「開拓の過程には、日本人らしい強さを感じる。アマゾンで頑張れたのも日本人だったからなのでは」と印象を語っていた。
 同日夜は、リベルダーデ区のレストランでブラジル福岡県人会(南アゴスチーニョ会長)による歓迎会が行われ、会員ら約四十人が集まった。
 海老井副知事は、「グローバル化の中で、県人会との交流を深めていきたい。世代交代しながらも絆を強めていければ。来年の福岡県人会創立八十周年記念を盛大に祝う足がかりにしたい」と述べた。
 井本副議長は、「同県人会員が苦労して日伯の絆を作ってきたのが分かった。ブラジルで同県人会が活発に活動していることが嬉しい、県にもそのことを報告したい」と話した。

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