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強盗、スリ…邦人被害相次ぐ=パウリスタ周辺が危険!

9月29日(水)

 サンパウロ総領事館(石田仁宏総領事)は二十四日、最新のサンパウロ安全対策情報(被害速報)を発表。サンパウロ市パウリスタ通り周辺で邦人を巻き込んだ事件が相次いで起こったことを踏まえ、その事例を紹介しながら注意を喚起した。
 十五日、出張でサンパウロ市のアラメーダ・ジャウー通り、エスタン・プラザ・パウリスタ・ホテルに宿泊していた被害者(三十歳代男性)が同ホテル内で集団強盗事件に巻き込まれた。
 この男性は午前二時ごろホテルに戻ったが、玄関の自動扉が閉じられ、ロビーやレセプションにも従業員の姿が見えなかったため、ドアをノック。ホテルのユニホームを着用した従業員が手動で開けてくれた。だが、この従業員も同時にエレベーターに乗り込み、被害者の頭に拳銃を突き付け、ロビー奥の従業員用のスペースに連れ込んだ。そこにはホテルの従業員や他の宿泊客十数人が両腕を縛られていた。男性は現金二百レアルと数十ドル、腕時計、携帯電話を強奪され部屋の鍵も奪われた。
 犯人は黒人三人と白人一人の計四人組でさらに、「日本人、部屋の金庫の鍵を出せ。ノートパソコンの場所も教えろ」と要求。男性が「パソコンは机の上に出してある。金庫は使っていない」と教えた。
 その後、犯人グループは男性以外の客室にも侵入。数時間後、物音がしなくなったのを見計らって、被害者らは自力で脱出したという。
 同総領事館は防犯対策として、▼深夜の外出はできるだけ控える▼ホテルに宿泊した際には部屋内のチェーンは必ずかける▼ガードマンの人数、設置されているセキュリティ・システムなどを考慮し、できるだけ安全と思われるホテルを選定すること――など呼びかけた。
 また、パウリスタ通りでは窃盗未遂事件もあった。被害者(五十代男性)が十三日正午ごろ、同通り一二〇〇番近くの歩道を歩いていると、後方から背中を押された瞬間、ズボンのポケットに何者かの手が差し入れられた。この手口のスリが多発していることを知っていた男性はとっさにポケットを押さえた。ポケット内の現金は歩道に落ち、被害は避けられた。
 同総領事館は「歩行中は常に油断せず周囲に目線を配り、人込みを歩く際には特に周囲に注意を払い、貴重品は手で押さえるなどの措置をとって欲しい。また外出の際は、なるべくラフな服装を心掛け、バッグ等所持品は前で抱えて持ち、現金はできるだけ分散して所持した方良い」とした。
 さらに、もう一件。二十三日正午過ぎ、パウリスタ通り、MASP(サンパウロ美術館)前の歩道上を、邦人企業に勤務する被害者(三十歳代ブラジル人男性)と邦人の同僚が二人で会話しながら歩行中、前方から歩いてきた四十から五十歳ぐらいの白人が二人とぶつかり、「すみません」と謝ってきた。その時、被害者は背広内ポケットに入れておいた財布をスリられたが、この時点ではまったく気がつかなかった。その後、昼食後支払いする段階で財布が盗まれていることが発覚。カード会社に連絡したところ、すでに一千七百レアル相当の買い物がなされていると判明した。
 防犯対策は先のスリ対策と同様だが、「カードは必要なとき以外は所持しないことが大切。所持する際には財布に入れないことも心がけたい」(同総領事館関係者)。

 

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