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東西南北

ニッケイ新聞 2009年10月1日付け

 ハンガリーのF1グランプリでのテスト走行中にケガをしたレーサーのフェリッペ・マッサが、カート競技でレース復帰となりそうだ。9月28日の練習は雨で中断したため、29日に再挑戦したマッサは、医師や兄弟が見守る中で順調な走り。ケガをした左まゆ上にはテープを貼っていたが、11月27~29日にサンタカタリーナ州フロリアノポリスで行われる競技に参加する予定という。1日も早いグランプリ復帰も応援したい。
     ◎
 サンパウロ州地下鉄セー駅でのイタケーラ=コリンチアンス方面への乗り入れ規制は、混乱の中で2日が過ぎたが、2日目の9月29日は、セー駅から直接乗り込む客は先頭車両に誘導、各扉からの乗り込み客も40人に増やすなどの改良で、1日目よりは落ち着いた。それでも、既に満杯で乗り込めない人や、4台も待たされたという人など様々。雨の影響もあって車両運行間隔が長かった28日に比べ、運行間隔も縮まり、15日のテスト期間中に成果が表れるはずと交通局担当者。規制が始まったことも気付かぬ利用客もいるようだが…。
     ◎
 サンパウロ州バウルーで、30万レアル相当の宝石などが入ったトランクを拾った青年が、持ち主に返却した。9月18日夜、友人を家まで送った後、帰宅しようと車に乗り込んだ直後に大きな物音を聞いた青年は、路上に落ちていたトランクを拾い、友人宅で中を確認。宝石や金細工は見たものの、どうせ偽物と思って自宅に持ち帰った青年を驚かせたのは、宝石店勤務の母の「本物」との言葉だった。翌日、持ち主らしい人物の情報を得た親子は、急いでトランクを返却したが、持ち主の気持ちを考え眠れぬ夜を過ごした青年は「返せた時はホッとした」と。

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