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基金の日語専門家=3年ぶりに着任=池津氏=「経験生かしたい」

ニッケイ新聞 2009年10月8日付け

 2006年3月で打ち切りになっていた国際交流基金の日本語教育専門家派遣事業が、3年半ぶりに再開した。
 今月から2年間の任期で着任したばかりの池津丈司さん(49、東京)が5日に来社し、「始める前からやりがいをひしひしと感じ、胸を膨らませている」と意気込みを語った。
 同職に就いて22年の池津さん。これまでにパプアニューギニアやタイ、インドネシア、インド、ロシアで同事業の日語教育に携わってきた。世界の日語教育事情を知る大ベテランだ。
 「祖国語としての日語が中心だった背景があり、世代交代が進み変革期に突入している中で、どういうことが求められているか、まず現場を回って知りたい」。
 対象は中南米全体。今後、ブラジルを中心に地方の日語学校や大学、教師会などを回り、主に教師を対象としてセミナーや研修を開く。
 「教え方そのものより、どんな環境を整えられるかを一緒に考えられれば」
 同職に就くまではサラリーマンをしていた。幼少期にドイツで3年過ごしたことがあり、「日語を客観的に見ていたからか、言語学に興味があった」ときっかけを話す。
 「非日系人も日系人も、全て含めて日語の教育現場を見て、今までの経験を生かしベストを尽くしたい」と熱く語った。

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