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OSESPコーラス15周年=ブラジル色豊かに記念公演=宗像さん「喜んでもらえた」

ニッケイ新聞 2009年10月14日付け

 1994年に発足したOSESP(サンパウロ州交響楽団)コーラスは9月25、26日サンパウロ市のサーラ・サンパウロで「OSESPコーラス発足15周年記念コンサート」を開催した。両日で約2700人が訪れ、その美声に聞き惚れた。
 第1部には、コーラスの思い出の10曲が選曲された。グスターヴ・ホルストの「アヴェ・マリア」など厳かな曲で始まり、ピアノ伴奏でのエドムンド・ヴィラーニの「フレボ・フガット」やカルロス・グスタヴィーノの「インジアーナ」では、各パートがリズムに合わせスイングしながら熱唱した。
 指揮者の宗像直美さんがコーラスの歴史を伝え、発足当時から15年間続けるメンバー10人が紹介された。第2部は、15周年記念に発売されたCD「Cancoes do Brasil(ブラジルの名曲)」から8曲が披露され、ブラジル色豊かな華やかなステージに。
 ロナルド・ミランダの「スイテ・ノルデスチーナ」のパーカッションが加わった陽気な曲調で、各パート歌いながら踊り始める。マルロス・ノブレの「カンシオネイロ・デ・ランピオン」では、メンバーがカンガセイロ(北東部の盗賊)の格好をして登場。ランピオンとマリア・ボニータに扮し、ソロを披露するなど会場を沸かせた。
 その表現力豊かな舞台に、観客からは声援が響く。アンコールも2曲披露され、会場総立ちの拍手喝采が起こった。
 当日は記念CDを発売(30レアル)、約300枚を販売した。コンサート終了後には、CDを手に宗像さんのサインを求める人の列ができ、「パラベンス!」という声が口々に聞こえた。宗像さんは「成功ですね。観客に喜んでもらえて嬉しい」と笑顔を見せた。
 第2部の、動きを取り入れた賑やかなステージは今回が初めての試み。会場からは、好評を博したようだ。
 ピアノ伴奏を務めた富村フェルナンドさんは、「15年間同コーラスの発展を見てきた。今夜はコーラスにとって最高の瞬間だった」と喜びを表す。
 会場を訪れたマルチーニ・アリーニさん(21)は「ブラジルの地独特のリズムが感じられた。ブラジル文化を再認識できた」と満足した様子だった。

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