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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2009年10月22日付け

 コロニア巷間で有無が問われる100周年効果。日本移民が上陸したサントスに、それが現れているようだ。返還運動を続けた旧日本語学校(現サントス日本人会会館)が2006年、コロニアの手に戻ってきたことも大きな一因だろう▼現在、同日本人会の会員は370家族。日本語学校も始まり、JICA青年ボランティアも派遣された。土井セルジオ会長は「非日系人も含め、どんどん入会者が増えています」と話す。二世を中心とした金星、アトランタの両日系クラブ、サンヴィセンテ日本人会との共催で初の「文化祭り」も昨年、開催した▼18日、ボケイロン海岸に建っていた移民上陸記念碑の移転祝賀式典が行われた=21日付既報=。当初、式典と併催する形で「第2回文化祭り」の開催が同公園で予定されていたが連邦検察局から横ヤリが入った。日本人会が準備していた屋台での飲食物販売を認めないというものだ▼中井貞夫市議によれば、この公園はSABESP(サンパウロ州水道局)が汚水処理の施設を作るために許可を受けたが、その目的で使われておらず、未だ係争中とか。公園を建設した市も摩擦を避けたい考えのようだが、「公園での文化祭りを実現させ、サントス市民に日系の力をアピールする機会になれば」と解決を目指す▼上陸記念碑の移転先は、大竹富江さんのモニュメントもある気持ちのいい公園。サーフィン会場もあり、多くの市民の目に触れることは間違いない。来月のフィナードス(死者の日)に「灯ろう流し」を予定するなど、新しい企画も始まった同地日系活動。移民上陸の地での101年目の盛り上がりを喜びたい。 (剛)

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