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CIATE=デカセギ国際フォーラム=25日に文協小講堂で

ニッケイ新聞 2009年10月23日付け

 国外就労者情報援護センター(二宮正人理事長)が主催する国際フォーラム「世界的危機に直面したデカセギ者」が、文協小講堂で25日午前9時から行われる。同時通訳付きで入場無料。同センターの浅野嘉之専務理事は「興味のある方はぜひ参加してください」と呼びかけている。
 金融危機後に開催される最初の本格的なデカセギ・シンポであり、日本の厚生労働省やブラジル外務省在外ブラジル人コミュニティ課からも代表者が現状を報告するなど、9人の講演によりデカセギ最新事情が一日で理解できそうだ。
 午前9時受付け、9時半から尾崎正利・青森中央学院大学教授「日系ブラジル人の組織化と国際連帯の課題」、10時半から小島祥美・愛知淑徳大学講師「在日ブラジル人の子供が置かれた教育環境」、11時半から山田雅彦・厚労省職業安定局雇用対策課長の特別講演「日系人を取り巻く日本の雇用状勢と日本政府の雇用対応」。
 13時半から水井健次・三重県鈴鹿市教育長「外国人児童生徒の教育について―鈴鹿市教育委員会の取り組み」、ジョゼ・ロベルト・デ・メロ労働雇用省サンパウロ労働局長「同省の帰国ブラジル人就労斡旋について」、レナート・ブツエン=レドゥプラン・コンサルタント社社長「雇用可能性と起業可能性について」、長谷川エドゥイン文協職員「人生における真の意味でのデカセギ体験」、ソラヤ・カゼラ=サンジュダス・タデウ大学体育学部学生「デカセギ体験で学んだこと」、トム・コエーリョ=エコノミスト「就労者とその貯蓄計画について」。

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