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沖縄県・名護市親睦会=比嘉、城間さんが研修報告=「多くのこと学んだ」

ニッケイ新聞 2009年11月6日付け

 ブラジル名護市親睦会(末吉業幸会長)の2008年度名護市出身者子弟研修生、比嘉タシアナさん(24、4世)と城間カリーナさん(26、2世)が研修から帰国、報告に訪れた。二人は約6カ月の間沖縄県名護市で名桜大学の日本語コースで学んだほか、各分野で研修に励んだ。
 11月から4月に留学した比嘉さんは、子供が好きなことから、「あすなろ保育園」(同市)の5歳児クラスで子供たちの世話に力を注いだ。
 あまり日本語に自信がなかったという比嘉さんだが、「子供たちを相手にするとリラックスして話すことができた。子供たちからも多くの言葉を習いました」と笑顔で話す。そのほか書道、空手など滞在期間には多様な日本文化にも親しんだそうだ。
 城間さんは、9月から3月にかけて研修を行い、12歳から続けてきた玉城流玉扇会の沖縄舞踊を極めようと日本で同会に通った。
 「先生からブラジルでも皆さんがんばっているようですねと声を掛けられた」と嬉しそうに話す。「日本の人はとても上手、良い刺激になった」と感想を述べた。
 勝山病院で介護の手伝いも行っていたという城間さん、「年配の人に多く接する機会になり、沖縄方言も学べた」と振り返る。「さらに多くのことに挑戦したい。また絶対日本へ行きたい」と思いを語った。
 二人は1月に開催される名護さくら祭りを楽しんだほか、東京観光に参加し鎌倉や浅草、東京タワー、ディズニーランドを訪れた。
 名護市国際交流会館では、お世話になった市の職員にブラジル料理を知ってもらおうとフェイジョアーダを作ったそう。「おいしいと喜んでもらえました」と声を揃えた。

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