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力行会フェイジョアーダ=二世理事らが盛り上げ=第3回、250食を完売

ニッケイ新聞 2011年11月22日付け

 ブラジル力行会(岡崎祐三会長)は「第3回フェイジョアーダ会」を13日、同会会館で開催した。同会自慢の〃さっぱり味〃を賞味しようと大勢の客が訪れ、250食を完売した。岡崎会長によれば、現在は会員子弟や、研修生OBら10数人が活動の中心となっており「会としても二世らを理事に呼び込み、活性化を図っている」と話す。

 サン・ジョゼー・ドス・カンポス市から手伝いに駆けつけた鍬本浩美ミシェリさん(24、三世)は、来年3月から日本で幼稚園研修を予定。「会員の叔父から話を聞くうち興味が湧いた」ときっかけを話す。
 今回のイベント考案者は福島清美理事(54、二世)。「食べ物のイベントがなかったから、仲間作りの場としていいと思った。焼きそばは多いけど、フェイジョアーダは少ない」と話す。
 塩・油を抜くため徹夜で煮込んだというだけあり、あっさりとした味わいのフェイジョアーダに参加者らは満足そうに舌鼓を打っていた。
 同会のイベントには必ず参加するという菊地達郎さん(83、岩手)=モジ市=は「年寄りばかりになった会に、若い人が入って活動しているのはとてもいいこと。出来るだけ応援したい」。妻のカツエさん(77、福島)は「美味しかったし、食べきれないくらい量も十分だった」と笑顔を見せた。
 伊能智津子さん(74、東京)=カナダ在住=は、「薄味で私くらいの年齢にはちょうどいいね」と頬張っていた。

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