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友好病院に放射線治療室=援協=定例理事会で検討を確認=福祉部の法律相談再開へ

ニッケイ新聞 2009年12月8日付け

 サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)は、11月26日に11月定例理事会を開催し、約50人が出席した。
 10月分総合会計報告、10月分事務局報告のほか、各委員会、各部、各ホームから入居者状況やイベント等各種報告が行われた。
 移転委員会から福祉センターへの移転について、現在は入居許可が下りるのを待っている段階で来年の1、2月に移転が予定されていると報告された。
 医療機器の購入など、移転にかかる費用は約150万レアル、医療機器には寄付されるものもあるそうだ。
 坂和三郎副会長から、日伯友好病院地下2階の駐車場を放射線治療室へ改築(改築費推定約400万レアル)する案、新たな営業車2台、新たな情報管理ソフトの購入案が発表され、議論の結果、検討する方針で意見がまとめられた。今後、明確な見積もりが出される。
 坂和副会長は、「放射線治療を行える病院は少ない、同病院で多くの患者さんの癌治療を可能にしたい」と説明する。
 さらに、同友好病院の野外駐車場に診療病棟を増築し、集中治療室を開設することが計画されていることが報告された。
 そのほか、12月から法律相談を再開することが発表され、新任の鈴木タカシ弁護士と息子鈴木デニルソン弁護士が紹介された。
 JICAシニアボランティアでやすらぎホームで働いていた関谷美知子さんが急遽帰国することになり、「任期途中の帰国で残念ですが、日本でブラジルでの経験を伝えたい」と離任のあいさつを行った。

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