ホーム | 日系社会ニュース | 宮城会=初の国外公演、大成功!=ペルー110周年で演奏

宮城会=初の国外公演、大成功!=ペルー110周年で演奏

ニッケイ新聞 2009年12月9日付け

 筝曲の演奏・普及に努める「宮城会」(小倉祐子会長、1951年結成)は、11月にペルー・リマ市の日秘会館であった『第37回日本文化週間』で演奏を行った。同会の国外公演は初。
 同週間は、シンポジウムや茶道や武道のデモンストレーションなどが行われる日秘協会恒例の文化イベント。今年はペルー日本人移民110周年にあたることから、約3週間にわたり開催された。
 小倉会長と今回のイベントの責任者、長瀬令子さんが報告のため、来社した
 7日夜に行われた演奏会では、「八段」「光る海」「風三章」などに加え、ペルー民謡「コンドルは飛んでゆく」を現地の演奏家とともに披露した。
 第2部では、地元コーラスグループと合奏。約1千人が訪れた会場からは、大きな拍手が送られた。
 公演後には、同会役員らによる歓迎会が開かれ、「大変歓迎してもらった」と二人は声を揃える。約50人がセビーチェなどペルーの伝統料理を楽しんだという。
 一行は6日にリマ入りし、公演後は、空中都市マチュピチュなども訪れた。
 長瀬さんは、「記念すべき110周年事業に参加できて嬉しい。これからも交流が続いていけば」と期待を表した。
 小倉会長は、「練習風景を見に来られる方もいた。『懐かしかった』と声を掛けられ嬉しかった」と笑顔を見せていた。

image_print