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母県でブラジルPR=埼玉県人会=忘年会で気持ち新たに

ニッケイ新聞 2009年12月11日付け

 在伯埼玉県人会(飯島秀昭会長)の忘年会が6日、アルジャ市の飯島会長の別荘で開かれ、サンパウロ市・近郊、リオなどから40人が訪れた。
 サンパウロ市からのバスが会場へ到着すると、早速広々としたリビングに飯島会長手作りの料理が並べられ、一行を出迎えた。会長が「ゆっくりしていってください」と挨拶した後、昨年同会に尽力した吉原正之会計担当理事と仁子(きみこ)夫人へ、尾崎眞次、森田泰司両副会長から感謝の品が贈られた。
 会員達はその後、歓談に移り、テラスや部屋の中で話したりと、思い思いに時を過ごした。午後1時半からビンゴ大会が行われ、最後に庭にあるプールの前で県旗を持って記念撮影、盛会のうちに終了した。
 同会では今年、10月下旬から11月上旬にかけて母県で開催された二つのフェスティバルに飯島会長と尾崎副会長が参加した。10月24、25日に開かれた「所沢市民フェスティバル」には30万人、31日、11月1日にあった「09川越産業博覧会」には10万人が来場。所沢市で開かれたサッカー教室には250人が参加し好評だったようだ。
 リオの観光地や移民の歴史のパネルを展示し、観光地や料理などを紹介したブラジルのパンフレットを2500部配布。16年夏季五輪がリオに決まったことで多くの人から祝福の言葉があったという。
 尾崎副会長は「日本の若い人達も手伝ってくれ、大成功をおさめた。ブラジルを知ってもらうことが目的だったので、子ども達にとっても勉強になったのでは」と感想を語った。
 「小さな波は作れたかな。とにかく自立できるようにしたい」という飯島会長は、「県議連や日伯議員連盟などの関係諸機関の人達と会い、いろいろなものが動き出しそう」と手ごたえを語り、「来年は結果が形になるのでは。今後は日伯のコンタクトを強くし、1人でも多くの人にブラジルを知って欲しい」と抱負を述べた。

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