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県人移住百年に向け=博多どんたく特訓中=尾田咲枝さん

ニッケイ新聞 2010年1月20日付け

 藤間流踊り初め第二部のトリを飾った尾田咲枝さん(87、高知)は、故藤間芳嘉会主に習い始めて芸歴は30年。「体に踊りが染みついているので」と語る尾田さんは父の故郷、福岡県の博多どんたくを仕込まれ、住まいの高知県では日本舞踊の「かっぽれ」や「夕ぐれ」を踊った。
 11歳で渡伯後は踊らない時期もあったが、現在では福岡県人会でしゃもじを手に持ち、「博多どんたく」を元気よく踊る。今年の県人移住100周年式典で披露するため、特訓の日々だ。
 この日は皆勤賞の表彰も受けた。常連のようで、公演後は元気いっぱいの笑顔でほっとした様子。「踊ると朗らかになりますね」とハキハキと話していた。

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