ホーム | 日系社会ニュース | 商工会議所・新年会=島内大使「官民オールジャパンで取り組む」=史上最多の170人が出席

商工会議所・新年会=島内大使「官民オールジャパンで取り組む」=史上最多の170人が出席

ニッケイ新聞 2010年1月22日付け

 ブラジル日本商工会議所の2010年度新年定例昼食会が15日昼、サンパウロ市ブルーツリータワーズファリア・リマで開催された。至上最多の170人の出席のもと、新年の門出を祝った。
 今年度から会頭に就任した中山立夫ブラジル三井物産社長があいさつに立ち、2010年は高速鉄道などの大型案件が控えており、「(日本が他国に)どう打ち勝っていくか、難しい壁」と課題を述べつつ、「政官民一体となって取り組んでいきたい」と力強く抱負を語った。
 ブラジルで4度目の新年を迎えた島内憲駐伯全権大使は、「欧米のみならず各国のブラジルに関する動きはますます熾烈化する」と予想し、「官民オールジャパンとしてブラジルに働きかけていく必要性がある」。
 また、中山会頭を「トラのように勇猛果敢であり、温厚な人柄」と評し、今後の活躍に期待を表した。
 続いて島内大使、大部一秋在聖総領事、中山会頭が鏡割りをし、大部総領事の発声で乾杯。おせち料理とお雑煮が振舞われた。
 なお、今月合併したJVCケンウッド・ド・ブラジル・コメルシオ・デ・エレトロニコス社の代表が江口雄一氏から村上忠範氏へ、青年会議所代表のロジェーリオ・キタ氏からアレッシャンドレ・カワセ氏に代わったことが報告され、交代のあいさつが行われた。
 新入会員には、ブラジルトヨタ紡織社の田中将一氏、ブラジル椿本チエイン社の司馬健次氏、マザック・スルアメリカナ社の角谷元康氏が紹介され、中山会頭から会員証を受け取った。
 2010年度常任理事は以下の通り。(敬称略、順不同)
 【会頭】中山立夫【副会頭】長谷部省三(トヨタ)、近藤正樹(三菱商事)、杉山俊美(新日鐡)、松田雅信(パナソニック)【専任理事】林恒清(戸田建設)、米倉立二郎(南米安田保険)、前田一郎(丸紅)、佐藤友久(住友商事)、佐々木光(JETRO)、和田亮(日本通運)、鷲巣寛(伊藤忠)、西岡勝樹(日立)【監事会】山田唯資、中村敏幸(デロイト・トウシュ・トーマツ)、藤井敏晴(KPMG)

image_print