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ブラジル丸処女航海から55年=同船者会に子供ら26人=「ブラジル丸の歌」合唱

ニッケイ新聞 2010年2月26日付け

 ブラジル丸処女航海55周年を記念した同船者会が7日午前、サンパウロ市全伯老人クラブ連合会サロンで行われた。同船は1954年9月10日に着伯、840人以上を乗せて航海した。
 この日集まったのは26人。家長の多くは鬼籍に入り、当時子供だった人たちが中心に集まった。
 司会を務めた本藤利さんは、「みなさんと一緒に過ごした船上での嬉しかったこと、楽しかったことは胸の奥にしっかりとしまっている。仲間と再会でき、絆を大切にこれからの日々を有意義に過ごす糧となれば」とあいさつ。
 続いて若松孝司、大河原昭子、三石時子世話人が祝辞を述べた。
 赤道祭で合唱した本藤さん作詞、山路正芳さん作曲の「ブラジル丸の歌」のCDを山路さんが持参し、全員に配れたあと、当時を思い出して感無量の面持ちで合唱した。
 自己紹介や思い出を語ったあと、昼食会、ビンゴなどが行われ改めて友情を深めあった。「来年も元気な姿で会いましょう」を合言葉に散会した。

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