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徳島県人会=「もっと会館活用を」=原田会長が呼びかけ

ニッケイ新聞 2010年3月9日付け

 ブラジル徳島県人会(原田昇会長)は2月28日午前、サンパウロ市の同会館で定期総会を開催した。4期目を務めている原田会長(64、徳島)はあいさつで、「昨年5月は人形浄瑠璃の平成座ブラジル公演もあった。その後、訪日した折りに平成座を訪ねたら、『お世話になった。皆さんによろしく』と大変喜んでいた」と報告した。
 09年度会計報告では収入7万8111レアル、支出7万8865レアルと報告された。08年からの繰越金が6万2885レアルあり、金利などで3608レアルが増え、単年度会計の赤字分を差し引きした繰越金が今年度に回された。
 10年度の予算は収入が7万7千レアル、支出が8万6千レアル(うちIPTU2万レアル)で、11年度に5万6503レアルが繰り越される予定。原田会長の議事進行により、拍手で承認された。
 同会長は「このまま参加者が減ると5年、10年先が心配。もっと会館の活用をしてほしい」と訴えた。他に大原勝海会計理事、瀬尾正弘相談役、坂東博之相談役らも出席して熱心に質問をしていたが、当日の参加者は10人だった。
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 同会館はメトロのツクルビー駅から徒歩3分の好立地にある。1994年に新築したばかり。08年5月の創立50周年式典には130人以上が集まった。2階にある大サロンには高さ1メートル、幅14メートルの本格的な舞台まである。椅子席で350人、立ち見も入れれば500人は収容できる。
 「片側が学校、反対側は駐車場。カラオケなど音を出しても大丈夫。ぜひ皆さん使ってください」と原田会長。床が板張りでダンスや剣道などの使用も可能だという。現在毎週土日、朝9時から午後5時までカラオケ・ダンスが開催され、土曜には200人も集まるという。
 問合わせは会館電話(11・2204・4696、月水金の午前9時から午後3時)まで。

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