ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年3月12日付け

 アリアンサの巽ジョー理事長は1965年からドラセーナ市で2期市議を経験し、その後、裁判官に転身した経歴の持ち主で政治にも法律にも詳しい。「あの時、うちの区では25票をまとめられるからサッカーボールとユニフォームを買ってくれと誓願する有権者が来たことがある。他に政治に求めるものはないのかと聞くと、それだけという。そんなことのために政治家がいるのではない、そんな票ならいらないと断ったことがある」という。政治意識を変えるのは難しいが、少しずつでも明るい未来がひらける方向に進んで欲しいもの。
     ◎
 毎週のように大規模な展示会が開催されるサンパウロは、知る人ぞ知る〃エキスポの街〃。日本から出展するものもあるのだが、先日某日系事務所で、近々開催される展示会のためテレビなどの機材を運び出していたところ、警察に泥棒と勘違いされてしまったという。時間は午後3時。そんな訳ないだろうと言いたいような時刻だが、主催関係者がわざわざ説明にまで来て事なきを得たという。何とも〃サンパウロらしい?〃話。
     ◎
 2010年ミス・ユニバース日本代表に選ばれ、記者会見で流暢なポルトガル語を披露したという板井麻衣子さん(25、大分県)は、上智大学ポルトガル語学科の卒業生。同大学に問い合わせたところ、2005年にポルトガルのアヴェイロ大学に留学していたそう。帰国後は、都内ポルトガル料理店で働いた経験も。ブラジル留学でなかったのは少々残念だが、サンパウロソフィア会(上智大学OB会)も板井さんを応援中!

image_print