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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年3月27日付け

 創立約150年が経つにも関わらず、依然としてドイツ本国企業からの支援金を得て運営を行っているというドイツ系老人ホームのドイツ慈善協会を取材で訪れた。
 最高月額入居料の2万レアルには驚くが、暗さがなく、それに値するサービスは整っている。
 一方、日系老人ホームは、現在ほとんどの施設が経営に苦しんでいる。企業・個人からの寄付が減りゆく中、イベント収入などが頼り。必要性はあっても全員が入居料を全額払えるわけではなく、とにかく運営するだけで必至な現状だ。
 「日本移民のため」といった役割がある限りなんとか踏ん張ってもらいたいが、このドイツ系ホームの入居者半数が非ドイツ系なように、少しずつ非日系も増やしていきつつ、本国との繋がりも保つ、といった形は参考になりそうだ。(親)

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