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ABCの親子ふれ合いセミナー=マウアで陶器絵付けに挑戦

ニッケイ新聞 2010年4月20日付け

 ABC文化普及会(小笠原勇二会長)は2日、同地区の日本語学校生徒、父兄の交流を目的とした「親子ふれあいセミナー」をマウア市で行い、サントアンドレーの学習館、サンベルナルド・ド・カンポの同文協、瑞穂文協の日本語学校、マウアのペデレイラ日本語学校の生徒と父兄、日本語教師など約70人が参加した。
 毎年一回、写生などのイベントを通じて生徒、父兄と教師のふれ合いをはかる同行事。今年は「陶工技術移民」の一人、小島康一さん(76、岐阜県)が経営する陶器工場「PORCELANA KOJIMA」で、陶器の絵付けを体験した。
 参加者たちは午前9時に集合。最初に小島さんから陶器製作の工程の説明を受け、その後、コップや茶碗、皿など素焼きの器で絵付けに取り組んだ。絵や好きな言葉、教師の中には贈答用に相手の名前を書く人も。
 瑞穂文化協会婦人部長の井上幸さんも生徒、教師らと参加、器には桜の絵と記念に日付を入れたという。「先生に誘われて来ましたが、参加して良かった」と笑顔を見せる。
 釉薬(うわぐすり)をかける工程にも挑戦。子供たちは小島さんの指導を受けながらおそるおそる液状の釉薬に器をくぐらせる作業を体験した。
 「素焼きに絵を描くのが一番難しいんですよ」という小島さん。「子供たちの社会勉強のためにも良かったのでは」と話す。〃世界にひとつ〃の器は小島さんの工場の窯で一昼夜焼き、各自のもとへ送られた。
 終了後は敷地内で昼食をとり、その後は小島さんが、日本の国家君が代の歌詞に出てくる「さざれ石」(岐阜県などが産地)の由来を説明した。一行は工場内に併設された絵画や陶器の資料室も見学するなど、休日のひと時を楽しんでいた。

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