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ウー下議が著書出版=日韓中社会から2千人

ニッケイ新聞 2010年6月8日付け

 親指を立てて笑顔を浮かべる姿がトレードマークのウイリアム・ウー連邦下議(日系二世、伯日議連会長)が、自身の前向き哲学について書いた初めての著書『Poder da Acao Positiva』(editora Gente)の刊行記念パーティを5月10日夕方、サンパウロ市の客家センターの最上階で行い、2千人以上が集まりにぎわった。
 当日はビーチ・バレーのマルセロ・ネグロン選手、同下議の趣味であるサーフィンのピブルタ・サラザル選手を含め、日系社会、韓国系社会、中国系社会から多くが来場して購入し、サイン待ちの列に並んだ。
 連邦議員としての体験、技師、警察官、出版社経営から学び、前向き思考がいかに大切かを論じた1冊。144頁、19・90レアル。一般書店で販売されている。
 今年の連邦選挙では、日系初の選挙で選ばれる上議出馬を目指しており、社会人民党(PPS)党大会で承認されるかどうかが鍵。
 ただし、知名度で勝るソニーニャ・フランシネ氏に党公認候補の座をもっていかれる可能性も噂されており、新人ゆえの苦戦を強いられているようだ。もしそうなっても前向き思考の面目躍如、従来通り、連邦下議として張り切るようだ。

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