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ニッケイ新聞 2010年6月11日付け

 クリチーバで開催された将棋全伯王将戦。会場の一角では、去年世界アマチュア将棋大会で準優勝した烏山久夫さんが、「大道詰将棋」の紹介をする場面もあった。大道詰将棋とは、終戦後まで道端や縁日などで行われていた詰将棋。簡単に詰むように見えて意外な手があり、なかなか詰まないという特徴があるという。「これが出来て23級ぐらいかな」と冗談めかす烏山さん。難題を前に、参加者含め、山本五段も頭を抱えていた。
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 神戸の日伯協会(西村正理事長)の会報『ブラジル』5月20日号によれば、昨年6月に新装オープンした移住ミュージアム(旧移民収容所)で兵庫県パラナ州友好提携40周年を記念した写真展が7月19日まで開催中だ。今年はブラジル兵庫県人会も50周年の大きな節目。百周年を記念して改装した、多くの移住者にとって懐かしい建物だけに訪日の折にはぜひ寄ってみては。改装後の正式名称は「海外移住と文化の交流センター」(電話=神戸078・230・2891、info@nippaku-k.or.jp)
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 サッカーのワールドカップ南アフリカ大会が現地時間の11日、開幕する。ブラジル代表の試合ではいつものように、仕事はさておき人々がテレビの前に集まる光景が各所で見られそうだ。4年前のドイツ大会では、ブラジル対日本の試合を文協体育館で大画面観戦する「コッパ・ノ・ブンキョウ」が実施されたのも記憶に新しい。今回は20日のエンブー日本祭りでブラジル戦を大画面観戦する試みがあるが、日本の試合で同様の企画を立てているところがあれば編集部まで連絡を。

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