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春の叙勲=続氏に旭日重光章伝達=「ただ感謝あるのみ」

ニッケイ新聞 2010年6月25日付け

 保健大臣を務めた続正剛氏が春の叙勲で旭日重光章を受章し、11日午後3時から、在クリチーバ日本国総領事公邸(佐藤宗一総領事)で叙勲伝達式が行われた。
 続氏は式にアウレア夫人ら家族と共に出席。日伯文化連盟の野村アウレリオ総務理事、サンパウロ日伯援護協会日伯友好病院アマウチ・ヴァルテル院長、サンタクルス病院オザキ・ミルトン元院長、サンタカタリーナ州日系団体連合会ヒラガミ・フミオ第一評議員、ニッポ・カタリネンセ協会の新里エリジオ前会長、パラナ日伯商工会議所オオシロ・ヨシアキ会頭など医学界、日系社会などから30数人が出席した。
 開会の辞、功績調書披露に続き、佐藤総領事から勲記及び勲章の授与が行われた。
 佐藤総領事は祝辞で保健分野、日伯関係強化等に尽力した続氏の功績にふれ、「長年にわたる続氏の功績とたゆまぬ努力に対し、深く敬意を表します。今後ともご健康に留意され、サンタカタリーナ州日系社会並びに日伯友好親善の強化に益々ご尽力されることを期待いたします」と称賛と激励の言葉を送った。
 続き、来賓の祝辞とし野村総務理事が「日系農家の子弟として勉学に励んだ同人の活躍で日系社会は偉大なる医学者を得ました」と称えた他、サルネイ上院議長からの書簡の代読があった。
 そして、続氏が「これまでの日系医師の方々との友情、保健大臣時代に素晴らしい出会いなどがあったことは忘れられない思い出であります。また、日系社会の活動にも助力できました。それらのおかげで叙勲の光栄を得たわけですが、ただただ感謝あるのみです」と出席者の前で授賞の喜びを語った。
 出席者全員がグラスを手にもち、ヒラガミ第一議員が乾杯の発声。記念撮影、懇親会が始まり、叙勲の伝達式は終了した。
【続正剛】サンパウロ州プロミッソン出身。二世。ブラジル医療分野の指導的立場で母校であるサンパウロ大学の教授として後進の指導に当たる。日系人としては3人目の閣僚として保健大臣の要職を務め、国内初のB型肝炎予防注射キャンペーン、小児髄膜炎対策、医療保険分担金未払いの低所得者層、外国人でも無償で診療を受けられる単一保健システムを確立。日本病院(現サンタクルス病院)の運営権返還にも尽力し、同病院の院長も務めた。他、世界保健機関(WHO)でコンサルタントおよび執行部ブラジル代表を務め、熱帯伝染病対策等を実施。
 08年の日本移民百周年に当たってはサンタカタリーナ日系団体連合会の創立に尽力、初代会長として同地百周年事業への州・各市政府の協力取り付けに尽力した。

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