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レジストロ=恒例寿司祭りに5千人=市長「日系人の活動素晴らしい」=神楽「八岐大蛇」も大好評

ニッケイ新聞 2010年7月8日付け

 第15回レジストロ寿司祭り(佐々木悟実行委員長)が7月3、4両日、同市のHANGAR116で開催され、2日間で約5千人が訪れる賑わいを見せた。レジストロ文協、ベースボールクラブ(RBBC)、市役所、商工会議所の4団体の共催。

 特設会場が徐々に来場者で賑わいを見せ始めた3日午後9時ごろ、金子国栄同文協会長と共に来賓が壇上に並び開会式が挙行された。
 レジストロ市のサンドラ・ケネデイ・ヴィアナ市長、リベイラ沿岸地域日系団体連合会の山村敏明会長、花城アナクレット文協副会長、小川彰夫インスチツット・イカロ代表、清水オリジオ・サンタンデール銀行取締役らが出席。
 金子会長は「天候、資金調達、来場者の有無という開催にあたっての3つの不安がすべて解消でき、無事開催できたことがうれしい」と述べた。
 続きサンドラ市長が「一生懸命に活動する日系人達、そして文協を素晴らしいと思う。日系人の開くフェスタでは来場者のマナーも良い」と称賛の言葉を送った。
 挨拶につづき、壇上で来賓らが半被を纏って恒例の鏡割りを行い、乾杯。酒は来場者にも振舞われて大勢の人だかりができた。
 気候等の関係で今年入荷が懸念されていたマンジューバの寿司も無事出品され、マグロ、鯛、サーモンの握り寿司と共に多く食されていた。
 その他にも巻き寿司、刺身、天ぷらなど朝5時ごろから集まったというレジストロ文協婦人部、農協婦人部、生長の家婦人部などを中心にボランティアで100人ほどが準備に関わり同祭を支えた。
 舞台公演の口火を切った同文協太鼓部リベイラ涼風太鼓に続き、パリケーラスから参加したドイツ民謡教室の生徒らが登場。
 ダンスの前に同市の州立外国語センターで日本語を学ぶレナッタ・ワルドスキさん(16歳)が日本語で自己紹介し「ドイツ民謡を踊ります。よろしく御願いします」と話すと、会場から拍手が沸いた。
 ドイツ民謡の華麗な踊りの後にはこの日の目玉、ブラジル神楽保存会による演目「八岐大蛇」。同地での初お披露目となった今回、35分に及ぶ物語中、長さ6メートル以上の大蛇3匹が動き回り、絡み合う姿に観客は食べる手を止め演技に見入り、舞台終了と共に大勢が立ち上がり大きな拍手を送った。
 その後は青年部によるマツリダンスも行われ、舞台ほか、いたるところで若者たちが同じ振り付けのダンスを披露した。
 聖市から2人で車を交代し合いながら同地まで訪れた矢内セベリアーノさん(80)、チヨコさん(75)夫妻は聖州各地の日系団体主催のイベントに参加している祭り好き。「日本の芸能などの文化が好き。ホテルに泊まり2日とも来ますよ」と揃って答えた。
 中森昭七さん(75、広島)、芙美子さん(73、同)夫妻は初めて同祭を訪れた。息子の紳介さん(31)が保存会に在籍し大蛇役を務めており、公演の度に足を運んでいるという。
 広島出身であるだけに神楽の演技には厳しい。公演終了後、この日の息子さんの出来を聞くと「まあまあでしたよ」と笑って答えた。

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