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県連=日本祭り今年も大盛況=聖市=3日で17万人来場=与儀会長「郷土の文化を伯国に」

ニッケイ新聞 2010年7月20日付け

 日系社会最大のイベント「第13回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)」が16日から18日まで3日間、聖市のイミグランテス展示場で開催された。ブラジル日本都道府県人会連合会(県連=与儀昭雄会長、坂本アウグスト実行委員長)が主催。郷土食、舞台での芸能、多彩なワークショップなど会場内で終日さまざまな催しが来場者を迎え、のべ17万人(主催者発表)が訪れた。

 初日は雨にみまわれ閑散とした会場だったが、懸念された天候も週末に回復し、去年に比べ2割増し程度の来場があったと関係者は話す。今年も日系団体が主催する催しを代表する盛大な日本祭りとなった。
 土、日曜には、郷土食コーナーの前ではいたるところで来場者が行列を成す盛況ぶり。郷土芸能、ミス・フェスティバル、全伯コスプレコンテストなど多彩なプログラムが目白押しの舞台会場はアルキバンカーダも埋め尽くされ、立ち見の人だかりができた。
 来場者で溢れかえったパビリオン内では各企業、日系団体ブース、バザリスタ、日本文化ワークショップなどが来場者を楽しませた。
 17日正午過ぎに行われた開会式には与儀会長、坂本実行委員長はじめ木多喜八郎文協会長など日系団体代表、小林雅彦首席領事、連邦議員のワルテル・フェルドマン氏、飯星ワルテル氏、ウィリアム・ウー氏、西本エリオ聖州議、日系市議、海外出張中のカサビ聖市市長の代理としてアルダ・アントニオ氏などが出席した。
 与儀会長は今年のテーマである郷土の伝承文化に触れ、「これからもっと伝統に価値を与え、それをブラジル人に広めていきたい」と述べ、最後に「このようなイベントを行えることを誇りに思う」と開催の喜びを語った。
 坂本実行委員長は「多くの県人会、ボランティアが協力してくれて開催にこぎつけた。皆さんに感謝したい」と述べ、来賓一同でバンザイ三唱。続いて恒例の鏡割りが行われた。
 土日で30以上の日系団体が公演を行う特設舞台では太鼓、舞踊、歌謡ショー、デモンストレーションが行われた。
 開会の後、鳥取県人会の「しゃんしゃん傘踊り」が舞台に登場。日本から訪れた5人の指導者を含む40人ほどが華やかに傘を振り「平成鳥取音頭」など数曲を披露した。
 続いて登場したのは、NHK紅白歌合戦にも出場した本格演歌歌手、原田悠里さん。「オブリガーダ! 皆様にお会いできて本当に嬉しいです」と挨拶し、「安曇野」、紅白出場曲である「津軽の花」を歌い、来場者は手拍子で応えた。
 「奈良は心の故郷。その歌をブラジルの皆様に聞いて欲しかった」と話し、平城遷都1300年応援ソング「古都旅情」を熱唱。さらにアンコールにも答え、サンバ「トゥリステーザ」も披露した。
 来場者の森園ノリタケさん(68、二世)は「紅白で見ていた。生で聞くことができてきて嬉しい。ブラボー!」と興奮気味に話した。
 心響太鼓の公演では演奏後に来場客からの有志10人ほどを募り、舞台上で指導も行う場面もあった。
 18日に登場したスザノ・コウラン太鼓部の演奏に「感動した」と話すのは池田好夫さん(71、島根)。「真剣で一所懸命に太鼓を叩いていた。若い人が必死に取り組んでいるのが分り、嬉しくなりました」と、込み上げた気持を語った。
 17日のミス・ニッケイ。18日のコスプレコンクールの際には主催者側も驚くほどの人が来場するなど大いに盛り上がった。18日夕方には大統領選挙候補者のマリーナ・シルバ氏も会場を訪れた。

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