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トヨタがソロカバに新工場=新開発小型車を12年から

ニッケイ新聞 2010年7月22日付け

 トヨタ自動車(株)は、ブラジルにおけるトヨタ車の製造・販売子会社であるToyota do Brasil LTDA.の新工場を、サンパウロ州ソロカバ市に建設することを決定した。
 新工場については、2008年7月に用地を取得。このたび今年9月に建設着工することを決定した。
 12年後半から新開発小型車の生産を開始する。立ち上がり時の生産能力は年産7万台、投資規模は約6億米ドルで、新規雇用は1500人程度を予定している。新開発小型車については輸出も計画している。
 伯トヨタはトヨタ初の海外生産拠点として58年に設立。現在は、サンベルナルド工場で部品を、インダイアツーバ工場でカローラをそれぞれ生産している。
 同社は、ブラジルなど成長の期待できる新興国について市場の拡大に合わせて現地生産を拡充していくととともに、「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」という創業以来の理念のもと、ブラジルにおける自動車産業の発展に向け尽力するとしている。

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