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大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年8月18日付け

 第21回江差追分ブラジル大会、第10道南口説節コンクールの終了後は、友情出演として、レジストロ民謡大和会所属の少女部の唄と踊りも披露された。振り付けを担当したのは長年指導にあたっている山口勉さん。少女たちの華麗な舞に観客はうっとりしていた。山口さんが2カ月かけて考えた振り付けを、彼女たちは20分ほどで全て覚えてしまうと感心した様子。「若さっていいねえ」と山口さん。
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 今年から2日間の開催となったビラ・カロンの沖縄祭り。地域の盆踊り大会から始まった同祭りも、地域の祭りとして年々拡大し、今では国内有数の沖縄文化イベントに成長した。1日だった昨年までは、夕方になると会場内をまっすぐに歩けないほどの賑わい。後援のサンパウロ・ツリズモの要望もあり、昨年の時点で2日開催が発表されていた。持参を呼びかけた一キロの保存食料品は700キロ分が集まり、福祉団体に寄付したという。主催者からは「準備が大変です」と嬉しい悲鳴も。
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 戦後移住50周年のメイン事業として行なわれた桜・イッペーの植樹活動。当時移住者協会が苗木購入を呼びかけたところ、ブラジルだけで500人以上、日本を含めると700人以上が賛同協力したという。協力者の氏名は同所にある記念碑に刻まれている。協会ではその後も月に2回日を決めて世話を続けてきた。小山会長によれば今年の雪割りは遅咲きで、まだあまり花が咲いていないそうだが、平日の午後桜を眺めて過ごすのも一興か。

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