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ブラジル日本会議=ブラジルに広がる『嵐の中の灯台』=ポ語版を全国の日語教育施設へ

ニッケイ新聞 2010年9月30日付け

 ブラジル日本会議(小森廣理事長)が刊行した冊子「嵐の中の灯台~親子三代で読める感動の物語~」が全伯へ広がりつつある。
 同冊子は、ブラジル児童へ東洋の教育理念、倫理、道徳を伝えたいという意向で世界中の文学作品2000作品から18作品を選び抜き、2001年に刊行したもの。イタリア、オランダ、英国、デンマークほか、日本からは12作品掲載されている。
 伯日本会議ではその後、ポルトガル語版の出版準備を進め、09年10月に『Um Farol no Meio da Tempestade』として刊行。サンパウロ州教育局にも寄贈し、高評価を受けている。
 そしてこのたび、ブラジル内各地にある760校の日本語学校や、日本語を扱う塾、各校へ一冊ずつ贈呈することとなった。年末まで送付作業は続くという。
 「ブラジル人はもとよりポ語の学習の一環として伯在住の日本人にも是非読んでもらいたい。また、将来伯教育省でも扱ってもらえたら光栄です」と小森理事長は目を細めた。

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