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サンパウロ博物研究会60周年 =イタケーラ本部で記念式典=17日

日系社会ニュース

ニッケイ新聞 2010年10月7日付け

 植物学者の故橋本梧郎氏を中心にはじまったサンパウロ博物研究会(通称・博研、林田瞳会長)の創立60周年記念式典が、17日午前11時からサンパウロ市イタケーラ区の同本部(R. Jaime Ribeiro Wright, 618)で開かれる。前会長で現顧問の越村建治さん(75)が案内に訪れた。
 博研は1950年8月15日、橋本氏ら有志によりサンパウロ市の赤間女学院で発足会を開催。長年植物採集などを目的とした通称「博研キャンプ」を実施してきた。関係者の家、セアザ近くにあった橋本氏の自宅などを寄り合いの場所にしてきたが、97年に現在の場所に移り、博研標本館を開設した。現在の会員は約60人。
 橋本氏が健在だった10年前には50周年の節目も祝った。約30年間会長を務めた越村さんは、「橋本先生を補佐、支援する団体としてやってきた。日本から勲章や博士号なども頂け、アジューダできたと思う」と話す。
 当日は式典を終了後、出席者で食事会を催す。午後2時ごろ終了する予定。問い合わせは越村さん(11・3485・2179)または同本部(11・2522・8299)まで。
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 橋本氏が残した膨大な植物標本・資料は整理分類され、今も同標本館に保存されている。今後の保管について聞くと、「先生の念がこもったもの。バラバラになれば笑われてしまう」と越村さん。エメボイ実習場時代の資料や、橋本氏が受けた表彰状などもあわせ、「将来は博物館として維持していければ」と話す。
 また同会では現在、橋本氏が61年からセッテ・ケーダス博物館長を勤めた時代に集めた植物標本やリスト、植物図などに関係者の寄稿などを交え出版することも計画しているという。

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