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生き生きと弁論、スピーチ=県連と日語センター初共催=藤野さん、滝浪さんらが優勝

ニッケイ新聞 2010年11月9日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)とブラジル日本語センター(谷広海理事長)は10月17日、広島県人会館で第4回弁論大会と第31回スピーチコンテストを開催した。国際交流基金、グローバル旅行社、宮坂国人財団が協賛。弁論の部に10人、スピーチコンテストに20人が参加し、個性豊かな発表が繰り広げられた。

 毎年、弁論大会、スピーチコンテスト両方に参加する人が多かったことから、初めて合同での実施となった。
 審査基準は内容、日本語表現力、音声表現力の3点。「日本文化から学んだこと」をテーマに行った弁論の部は、長崎県人会の杉本俊和さんが審査委員長となり日本語教育関係者ら7人が審査にあたった。
 優勝に輝いたのは、堂々と自身の意見を発表した藤野恵美さん(18、二世)。カラオケ、阿波踊り、剣道など日本文化の習い事を通して「感謝の気持ちや相手を思いやる心を学んだ」とその体験を伝え、「日本語で歴史書物を読み、日本の歴史から多くの知識を得たい」と高い志を見せた。
 藤野さんの母美智子さん(北海道、57)も「いつも、母娘の会話は自然と日本語」と家庭での様子を伝え、その朗報に喜ぶ。藤野さんには、副賞として日本行き往復航空券が贈られた。
 スピーチの部はテーマが自由で、Aクラスに9人、Bクラスに11人が参加。日下野良武センター副理事長、日伯のびる学園の志村マルガレッチ校長、ブラジル公文のアンドレ・パンタロット氏が審査を担当し、各参加者が身近な出来事にテーマを見出している点を評価した。
 Aクラスでは「青少年の年盛り」という題で表情豊かに会場に語りかけた滝浪仁さん(16、四世)が優勝。同コンテスト2度目の参加で、親や教師に聞かされてきた「七転び八起き」の諺を支えに難しい日本語の学習に打ち込んできたと発表。1位の知らせに驚いた様子で「電話で田舎のおばあちゃんに一番に連絡しました」と喜びを噛みしめていた。
 Bクラスでは非日系のマルコ・アウレリオ・ボルジェスさん(15)の「日本語を勉強してきて人間形成国作り」というスピーチが1位に選ばれた。サンターナ日本語学校で学ぶボルジェスさんは、日本語を始めて3年。「いつか日本に行きたい。これからもがんばって勉強します!」と目を輝かせていた。
 県連で弁論大会担当の山田康夫副会長は、「合同の開催は好評。来年も同様に行いたい」と話し、「次回は参加者がもっと増えれば」と期待を込めた。
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 結果は次の通り。弁論の部▼1位=藤野恵美、2位=川原悠、3位=川畑暁美、4位=横尾栄子
 スピーチコンテストAクラス▼1位=滝浪仁、2位=大貫純、3位=伊藤理加。Bクラス▼1位=マルコ・アウレリオ・ボルジェス、2位=ホアン・ジャメルソン・ダ・シルバ、3位=遠田正
 審査員特別賞=ジョルジ・アウグスト・ゴメス・ダ・シルバ

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