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東西南北

ニッケイ新聞 2010年11月24日付け

 サンパウロ市パウリスタ地区で14日に起きた暴行事件に関する防犯カメラ映像が公開され、それを見た青少年達の弁護士がこれでは弁護のしようがないと弁護を辞退。蛍光管で殴られた青年は気を失った後も暴行され、近くの建物の警備員がひきとめなかったら死んでいたかも知れないとの証言は、暴行がいかに激しかったかを物語る。警備員から暴行した理由を聞かれた青少年の一人は、「ホモだったから」と答えたという。警察は今週中に捜査を終える予定だが、自分の基準が唯一で相手との違いを認めようとしない、相手の痛みが分からないなどは、現実と仮想世界の差がなくなった人々の犯行の特徴とか。
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 クリスマスが近づき、食料品などの輸入が急増しているようだ。商店では、ナタールはいつもよりちょっぴり豪華にと考える人々が贅を凝らしたくて奮発する事を期待する時期。ドル安、レアル高を反映して輸入品が幾分安くなっているとの情報は嬉しいが、牛肉値上りなどでインフレは収まる気配なしとも。さて、13カ月給の使い道は?
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 教育省と司法当局との間でゆれていた国家高等教育試験(ENEM)再試は、12月15日実施と23日付サイト情報。平日(水曜日)の試験となり、受験資格者2817人の中には、大学の受験の合間を縫って受験する人もいる事だろう。今度こそボア・ソルテ!

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