ニッケイ新聞 2010年11月27日付け
石川県金沢市内で先月9日~12日に開催された「ねんりんピック石川2010」にマレットゴルフのブラジル選手団27人(橋詰アキオ団長)が参加し、「交流大会」「日伯親善大会」で健闘した。
ねんりんピックは「全国健康福祉祭」の愛称。60歳以上を対象に交流を目的として毎年開催される文化・体育総合大会。マレットゴルフ部門へのブラジルからの参加は今回初。
08年に石川県の関係者らが来伯、交流大会を開いたことがきっかけで昨年、招待状が届いていた。
一行は6日に現地入りし、県庁、市役所に表敬訪問、市内を観光し、ねんりんピックに参加。その後、能登半島などを周遊し、北陸の自然を楽しんだ。
ブラジルチームは、全国の競技者が参加する「交流大会」と、石川、長野両県からの参加者で開催した「親善大会」でプレーを楽しんだ。
芝が通常のブラジルのコースとは違い、砂地で切り株などの障害物もあるため苦戦した様子。グリーン上にも障害が設けられており、〃意地悪なコース〃との苦笑交じりの声が参加者から上がったという。
山内淳さん(79)は、「石川県の関係者もよくしてくれた。マレットを通じて交流できて良かった」と感想を話していた。
入賞は逃したが、ブラジルの参加者の上位3人は、以下の通り。
男子の部=安武カズユキ(51位)、山田ケンイチ(65位)、杓田タダシ(73位)、女子の部=森田ヒロコ(34位)、西島キミコ(43位)、西脇テルコ(45位)。