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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年12月17日付け

 「消えた日本人移住地」は、約2千以上といわれる。アララクアラ線にあったボア・ソルテ植民地もその一つ。
 カタンドゥーバ駅周辺を中心に日本人が土地を購入、1918年に創設された。最盛期には約100家族が住んでいたとされる。
 1930年代のコーヒー不況を受け霧散したが、22年には日本人小学校ができ、運営を行なう組合まで存在した。
 現在、移民史料館特別展で紹介されているアンドウ・ゼンパチが25年から約1年間、教壇に立っていた。
 アンドウの足跡を追っているサンパウロ人文科学研究所の古杉征己理事が同移住地、学校の歴史を知る人を探している。健在の教え子がいれば90歳以上だろうが…。
 何か情報をお持ちの方は、本紙編集部(11・3208・3977/堀江)まで。(剛)

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