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日本総研もブラジル注目=今年3度目の調査に

ニッケイ新聞 2010年12月23日付け

 日本総合研究所(以下、日本総研)=東京都千代田区=のコンサルタント、吉野薫さん(かおる、32、石川県)が来社し、「ブラジルに詳しいシンクタンク(研究機関)になって情報発信するようになりたい。今後ブラジルに力を入れます」との方針を説明した。
 すでに中国、インドなどには注力している同社、今年だけで担当の吉野さんは3回にわたって出張し、調査活動をした。今後、日本国内で企業や政府機関向けに情報提供をしていく予定だ。
 吉野さんの見るところ、ハイパーインフレ時代の〃失われた20年〃(80~90年代)の間に駐伯勤務を体験した層が本社の経営層に入って及び腰になっている部分も若干あるが、大きな機運として「日本ではブラジルに対する関心が高まっている」という。
 「将来的には事務所開設も視野に入れている」とのこと。今回は一カ月間滞在し、先週末に帰国した。

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