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日系社会は重要な資産=文協で三輪新大使を歓迎=「日伯の期待にこたえたい」

ニッケイ新聞 2010年12月24日付け

 10月に着任した三輪昭特命全権大使の歓迎会が16日夜、文協、援協、県連、商議所、日文連の5団体主催、30以上の日系団体共催により文協貴賓室で開催された。
 当日雨の影響で到着が遅れた大使を、各団体代表者ら100人近くが出迎え。三輪大使夫妻を中央に、大部一秋在聖総領事夫妻、主催団体代表、芳賀克彦JICAブラジル事務所所長、内山直明国際交流基金聖日本文化センター所長、日系議員らが登壇した。
 主催者側を代表して挨拶した木多喜八郎文協会長は、「両国間の諸問題解決のご指導、ご鞭撻を賜りたい。そして大使には、ブラジルの隅々まで見ていただき、日系人を励ましてほしい」と歓迎と激励の言葉を述べた。
 三輪大使は、「中南米局長時代、百周年の記念行事に関われたことは光栄だった。日系社会は外交資産として最も重要」と賞賛し、日伯を結ぶ存在として、「今のブラジルは10年前私が首席領事として勤務していた頃と比較にならないほど、進展している。その最前線で仕事することは身の引き締まる思い。微力ながら双方の期待にこたえられるよう、尽くして行きたい」と日伯両語で抱負を述べた。
 その後は、森口イナシオ援協会長が、「日本を代表する役を務める大使を、激励し、応援する気持ちを込めて」とグラスを持ち、乾杯の発声を行なった。歓談に移った後は、大使の前に挨拶に並ぶ参加者の列ができていた。

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