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東西南北

ニッケイ新聞 2011年1月6日付け

 3日付フォーリャ紙がサンパウロ州の小中学生の留年は5年生か9年生のみなどと留年問題を取り上げた直後の4〜5日、サンパウロ州での留年も3年サイクルで行う事を検討中との報道が流れた。高校卒業生が小4の算数程度の問題しか解けないとの話がある一方で、自分の娘はろくに読み書き出来ないから卒業させないでと交渉した母親がいるとの話や、留年して初めて内容が理解できるようになったとの利点を語る生徒も。人間的にも成熟したとの親の言葉は現場にも伝わっているのだろうか?
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 ブラジル内でのパスポート申請数が伸びたとか、空港の利用客が増えたとかの報道に呼応するかのように、国内での外国語学習熱が高まっており、世界各国に800万人の生徒を有するLivemochaもブラジルでの営業拡大の意向と5日付フォーリャ紙。35カ国語を教えているという米国の語学学校で、特に力を入れているのは英語。国内でも既に300万人の生徒がいるという。授業料や、ポ語なまりの英語ではなく本場の発音で教えているかなど、気にかかるところだ。
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 5日付本紙の為替欄で数字記載のミスがあった。4日4時の相場は、正しくは米ドルが売=1・6610レアル、買=1・6590レアル、円が売=0・02030レアル、買=0・02030レアルでした。訂正します。

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