花柳寿り翔さんが舞踊会＝日本から花柳九州光氏も出演＝２３日

ニッケイ新聞　２０１１年１月２０日付け

　日本舞踊花柳流の花柳寿り翔氏が２３日午後１時からヴィラ・マリアーナ区の大阪なにわ会館（R. Domingos de Moraes, 1581）で、「寿り翔のミニ舞踊会『夢と流れ星』」を開催する。入場無料。
　寿り翔氏は３歳から舞踊を始め、長年にわたり、三世家元花柳壽輔師範の指導を受けた。日本での稽古等の関係で、コロニア向けの公演から遠ざかっていた。今回は長唄「春の調」など、純古典舞踊を披露する。
　また、日本から特別出演する花柳九州光さんは、家元の代理として稽古をつけるなど将来を期待されている若手。当日は「女形」を披露し、トリの清元「流星」では寿り翔氏の後見を務める。
　来社した寿り翔氏は「日本文化を見て、知ってもらいたい。今回は女形の舞踊がある。ブラジルでめったに見られないもの」と述べ、来場を呼びかけた。
　当日は、関西吟詩文化協会、筝曲宮城会などが友情出演し、会場を盛り上げるほか、振袖のファッションショーやビンゴなども行われる。