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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年2月23日付け

 リベルダーデ区サンジョアキン街にある群馬県人会前の道路が陥没し、通行止めになっている。直径3メートルほどで深さは車二台がすっぽり入るほど。昨今の大雨で穴の中をゴウゴウと流れる水を見ていると恐ろしい。崩れる寸前の場所がまだあると思うと、もっと恐ろしい。
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 毎日続く午後の雨は、夕立どころか、まるでアマゾンのスコール。横殴りに叩きつける雨水が隙間だらけ文協の窓ガラスから事務局内に吹き込んでくる。雑巾では対応しきれず、傘でコンピュータを守る職員も。あとわずかに迫った文協選挙の予兆か。
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 世界の東京農大OBが集まる汎米農大校友大会。11回目の次回は来年9月、もしくは再来年3月ごろにブラジルでの開催が予定されているが、回ごとに開催が難しくなってきているようだ。ここで終わらせるわけにはいかないと踏ん張るのが、世界有数のOBを誇るブラジル農大会。沖会長によれば、今後はラ米に限らず開催できるよう名称を「海外校友大会」と変えることも考えているという。さらに世界中にいるバイオビジネス学科留学生OBなどのネットワークを活用して実施することで、今後も続けていけるのでは、と期待を表す。一度中断したものを再開するのは、新しく始めるより大変。世界の農大OBと母校、次世代をつなぐ機会として続いてほしいものだが。

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