ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年3月11日付け

 トメアスー、ベネヴィデスで実施された宮脇方式による植樹祭。「1平方メートルに3本程度。普通より密に植えられた苗木は競争し、互いに少しずつ我慢しながら、やがてこんもりした森になる。最初の3年は草取りなどをするが、その後は森は自力で育ちます」「大切なことは、下草は焼かないで、土壌に鋤き込んだ後、苗木を植えることです」と宮脇氏は持論を披露しながら、約500人の小・中学生及び一般参加者に苗木の植え方を丁寧に教え、森の有難さを強調した。トメアスー農協の小長野理事は、一行を同地の森林農法モデル農場に案内しながら、「昨年と今年、2回に亘って宮脇先生のお話を聞いて、今までの考えが少し変わりました。先生から教えられたように、下草を土壌に鋤き込んで土壌を柔かくしてから苗木を植えます」と話していた。
     ◎
 NHKが4月から変わる。海外放送が始まって以来、初めて昨年末にブラジルで意見聴取が行なわれ、180人が意見を寄せていた。薄給の記者はNHKを見ることさえできず実感できないため、改正後の感想をぜひ聞きたいものだ。要望の一番は、放映権の問題でスポーツ番組の映像が一時中断されること。しかし、これは映像をNHKが「日本国内での放送に限る」という条件で買っているだけに、今回は解決が難しかったよう。

image_print