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立命館アジア太平洋大学=ブラジル人学生受け入れたい=関係者が留学を呼びかけ

ニッケイ新聞 2011年3月31日付け

 「日本に留学しませんか」——。立命館アジア太平洋大学(大分県別府市、APU)から村上健さん(48)、松本育恵さん(29)が19日に来伯、ロンドリーナ、マリンガ、サンパウロ、各日本語学校などで学生募集の広報を行なった。
 2000年に開学した同大は、日・英語いずれかを選択し授業を受け、学位を取得することができる。奨学制度も充実しており、約6千人の学生のうち半数を留学生が占める国際派大学だ。
 世界各国の学生が学ぶが、ラ米出身者は比較的少なく、ブラジル人は過去に1人のみ。
 村上さんは、「文化の多様性を高めるため、中南米の生徒を増やしたい」と話す。同大学卒業生の就職率は95%。「南米に関心のある企業からのニーズもある」と明かす。
 パラナでの広報活動では約50人が集まった。「日本に留学させたいという父兄の要望が高かった。子供さんの日本語能力が高くなくても、まずは英語で受講、第2段階として日本語も、という考え方もできるのでは」
 昨年9月に初来伯、今回2度目となる松本さんは、「大分県人会やみなさんに協力してもらっている。継続的にブラジルを訪れ、日系社会ともネットワークを作っていきたい」と今後の広報活動の展望を語った。
 同校の詳細はホームページ(www.apu.ac.jp)で見ることができる。メールでの問い合わせを受け付ける。

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