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文協選挙=「人前で話すのは大嫌い」=木多会長が討論会を拒否=小川氏「責任感なく卑怯」

ニッケイ新聞 2011年4月12日付け

 今月30日の評議員会である会長選挙に出馬宣言している小川彰夫氏と体制側から2選を目指す木多喜八郎・現会長のデバッテ(公開討論会)の開催をサンパウロ、ニッケイ両紙が打診したところ、木多会長から「欠席」との返答があった。「みんなと相談して決めた。時間もないし、あいさつも含め人前で話すのは嫌い」としている。これに対し、小川候候補は、「団体のトップとして責任感がない。体制を守ることしか考えておらず、卑怯だ」と激しい口調で批判している。

 2年前の討論会で木多喜八郎候補は、「日本語が不得手」として、通訳係の山下譲二副会長候補と共に参加。
 これに対し、一人で出席、日ポ両語で応じた小川候補は、「山下氏は通訳だけなく自分の意見も話し、フェアではない」と今回は木多会長との直接討論を望んでいた。
 両紙からの打診に、木多会長は、「震災の対応で忙しいから」と拒否。シャッパに山下譲二、桂川富夫、呉屋晴美、林円ら現副会長が入ることを明らかにしたうえで、「グループで話し合った結果。一般の会員に話しても(選挙には)意味がない。今までやったことは『文協ニュース』を見てほしい」と話す。
 そのうえで、「出るには勉強しなければいけないし、その時間はない。大体、人前で話すのは、緊張するので好きじゃない。あいさつは大嫌い。裏でコツコツやるのが好き」と自分の性格にも触れ、デバッテへの参加はあくまで固辞した。
 「喋れない人に会長は無理。団体の顔でなくてもいいなら誰でもいいことになる」と小川氏は憤る。
 震災支援に関して文協の対応の鈍さを指摘し、17日に文協であった法要で大部一秋在聖総領事が〃日系社会〃の代表としてあいさつしたことにも「文協の顔はどこにある」と語気を強める。
 加えて、「デバッテに出ないのは、説明ができないから。国士舘エコパーク案を含めた特別企画案の予算1750万レを承認した一方、文協改修に30万レも集められていない。どういうことか」と集金能力にも疑問を投げかける。
 「何を考えているかを会員に知らせるのは会長候補の義務ではないか。体制を守る選挙構造を作り、プラスにならないからと新聞社が提供する場にも出ないのは呆れる。デモクラシーの感覚が全くない。私は一人でもやりたい」と鼻息を荒くしている。

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