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ニッケイ新聞 2011年4月27日付け

 ブラジル戸田建設新社長の三上氏は赴任前、3月11日の大地震の直前まで仙台市の同社東北支店で部長を務めていた。地震の時は他所にいたが、夫人が仙台にいたため、真っ暗闇の市内を懐中電灯で歩き家族の無事を確認したという。「遠くで石油基地が燃えているのが唯一の明かりだった」と振り返る。帰国後5月に定年退職するという林前社長は、退職後は家族の介護にあたるとともに、「技術者としてフリーの立場で震災の復興支援の手伝いができたら」と話していた。
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 改装閉鎖中とはつゆ知らず、聖市ブラス地区にある移民博物館へと足を運んだ。しばらく迷って何とか辿り着くと、「今年11月にオープン予定だが、作業状況によっては未定」と係員に言われガックリ。帰路、ふと大通りの標識を見ると、イタリア移民をテーマに小説を書いた「アルカンタラ・マシャード」街であることに気づいた。彼の作品には、ブラス地区を舞台にした短編を含む「ブラス・ビシーガ・バハフンダ」という小説集があったことを重い出す。気を取り直して、イタリア移民が多く住んだというこの3つの地区を後日、散策してみたい。

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