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三輪大使が北伯を初訪問=日程を精力的にこなす

ニッケイ新聞 2011年4月30日付け

 【パラー州ベレン発】昨年10月に着任し、本年2月にジルマ・ルセーフ大統領に信任状奉呈した三輪昭駐伯日本国特命全権大使(みわ・あきら、60・大阪)は今月13日から16日までの間、パラー、アマパ両州を初めて公式訪問し、トメアスー、ベレン、マカパなど4日間の日程を精力的にこなした。
 三輪大使は13日深夜にベレンに到着し、翌14日早朝、名井良三在ベレン総領事、小島康三領事と共にトメアスーへ出発した。途中、デンタウア・パーム椰子搾油工場社長と出会い、同社を視察した。大使はパーム椰子の将来性に深く興味を示していた。
 トメアスーでは慰霊碑献花の後、トメアスー文化農業振興協会主催の懇談会に出席した後、トメアスー総合農業協同組合ジュース工場、峯下農場、移民史料館等の視察を行った。
 ベレンでは15日、援協・厚生ホームの慰霊碑に献花。ゲートボール愛好会の練習に立ち寄り、ルールを質問し、ボールを打ってみるなど気さくな一面を見せていた。
 パラー州知事代理(副知事)を表敬訪問した後、AMASA社を訪問し、アマゾニア農業大学創立60周年式典に出席した。ベレン日系団体主催懇親会に出席した後、ALBRAS社を訪問した。ベレンでの懇親会では各テーブルをまわり、参加者一人一人に挨拶し、各団体と集合写真を撮るなど懇親を深めた。
 アマパ州マカパ市では16日、AMCEL社を訪問、同地の日伯協会会長らと懇談した。15時にマカパ市を出発、ブラジリアに戻った。(パラー州通信員=下小薗昭仁)

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