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ニッケイ新聞 2011年5月14日付け

 原発事故の影響で夏場の電力不足が懸念される中、日本でサマータイム(夏時間)を導入する動きが出てきている。政府が大口の需要家に対しては25%減といった節電目標を掲げていることを受け、ソニーやパナソニックなど大手企業や、自治体で検討しているところ、中には土日出勤や週休3日などというアイデアも。国の時計はそのままで、各社まちまちの就業時間。日本の夏が終われば、今度はブラジルが夏時間に入る。日本とブラジルの時差感覚も混乱しそうだ。
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 「木多先生 當選日本文化會館會長」——。台湾系の週刊新聞『台湾僑報』に文協の木多会長就任を祝う広告が掲載された。広告主はブラジル台湾移民聯誼会の陳文財会長。本人が本紙に持参、「木多会長にも渡してきました!」との報告も。2年間頑張ってくださいね、木多先生。
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 復興支援グループの発起人、中沢宏一・宮城県人会会長によれば、トカンチンス州が1千家族、サンパウロ州ランシャリア市でも日本移民の受け入れ準備を始めているとか。「義捐金活動のほかに何か出来ないか考えていた。そんな折にブラジルから助け舟が出た。大変ありがたい。私たちが率先して受け入れ態勢を作り、津波で土地を無くした方々に手を差し伸べたい」と意気込んでいる。戦前、戦後、そして平成の移民の時代が来る!?

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