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東西南北

ニッケイ新聞 2011年5月24日付け

 アマゾン川流域での船の事故は割と多いが、22日に連邦直轄区で起きた転覆事故は、ジュセリノ・クビチェッキ橋に近い人口池のパラノア湖でのもの。乗客と乗員あわせて92人が乗った船が午後8時半頃転覆し、週末のフェスタで集まっていた人々が水中に放り出された。消防が現場に向かい、被害者の救出に当たったが、生後6カ月の赤ん坊は心臓マッサージなどの甲斐もなく絶命。行方不明の4人の捜索は23日に再開されており、同日午前中に女性一人の遺体が回収された。
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 現金自動預け入れ払い出し機(ATM)をこじ開けたり爆破したりする事件が頻発しており、ATMを壊そうとすると、ピンクのインクを紙幣に噴射する装置がつけられるようになった事は本紙でも触れたが、中央銀行が再び、ピンクのインクで汚れた紙幣は受け取らないよう警告を発した。犯人達が現場から持ち去った紙幣を使っている可能性があるためで、銀行などのATMで引き出した紙幣にシミがある場合、銀行や警察に届け出れば交換してもらう事が出来る。
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 10月22、23日に行われる高校生向けの国家高等教育試験(Enem)の申込み受付が23日から始まり、最初の2時間の申し込みは8万人を超えた。国立大の入試としても使われる同試験には、1分に470件の申し込みがあった事に。

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