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岩手県人会のボクシング教室=初のスパーリング大会を28日=サンパウロ市

ニッケイ新聞 2011年5月25日付け

 岩手県人会館で行われているボクシング教室(大野恵介主宰)が28日、第1回スパーリング大会をサンパウロ市の「アカデミア・オフィシーナ」(Academia Oficina、住所=Av. Brigadeiro Luis Antonio, 1786)で行う。
 同教室は、元プロボクサーの大野さんが2008年から実施しているもの。当初は運動を目的にした人が多かったが、徐々に本気で技術を学びたい人、経験者なども加わり、現在は約20人が毎週汗を流している。中には親子で参加している人も。
 普段はリングのないところで練習しており、本当のリングでの緊張感を味わうこと、試合に向けたコンディションの調整などを経験してもらうことを目的に大会を開くことになった。
 参加者には目標体重を設定し、〃本番〃さながらに対戦相手も発表。当日は12人が参加、選手によってグローブの大きさを変え、1、2ラウンドずつのスパーリングを行う。
 同教室は「いかに打たせずに打つか」をモットーに、防御の練習に重点を置いているという。「最後の追い込みで皆さん緊張感のある良い汗を流しています」という大野さんは、「ボクシングというスポーツの怖さと素晴らしさ、相手云々ではなく、自分との戦いであるということを肌で感じてもらえれば」と話している。
 当日は午後1時に練習開始、1時20分から大会を行い、3時ごろ終了の予定。

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